<7360>
Beam-Deflection Tube ビーム偏向５極管
9Pin M T
1 - K, Is ヒータ 2 - G2 電 圧 : 6.3V 3 - G1 電 流 : 0.35A 4 - H 5 - H 6 - P2 7 - P1 8 - DJ2 9 - DJ1 < 9KS >
7360は9ピンMT形のビーム切替管でSSB,DSB通信装置の平衡変調，検波および混合用として使用されます．
またFMステレオ受信機のステレオ信号分離回路にも好適の球で，回路が簡単な上に歪が少なく，
400Hzにて40dB以上の分離度か容易に得られます．
最大ヒータ・陰極間電圧
陰極正 : 直流＋尖頭値 180 V
陰極負 : 直流 100 V
: 直流＋尖頭値 180 V
電極間静電容量（槻略値一外部シールドなし）
第1グリッドと他電極間（除く陽極） 7.5 PF
第1グリッドと偏向電極(1)間 0.015 PF
第1グリッドと偏向電極(2)間 0.015 PF
第1グリッドと陽極(1)間 0.003 PF
第1グリッドと陽極(2)間 0.003 PF
陽極(1)と他電極間（除く偏向電極(1)） 0.8 PF
陽極(2)と他電極間（除く偏向電極(2)） 0.8 PF
両陽極間 0.3 PF
偏向電極(1)と他電極間（除く陽極(1)） 4.6 PF
偏向電極(2)と他電極間（除く陽極(2)） 4.6 PF
偏向電極(1)と陽極(1)間 4.0 PF
偏向電極(2)と陽極(2)間 4.0 PF
両偏向電極間 1.4 PF
最大定格（平衡変調，平衡混合−絶対最大方式）
陽極電圧（各ユニット毎） 300 V
第2グリッド電圧 300 V
偏向電極電圧（各ユニット毎） +-10O V
陽極損失（各ユニット毎） 1.5 W
第2グリッド損失 0.5 W
第1グリッド回路抵抗
固定バイアス 0.5 MOhm
自己バイアス 2.2 MOhm
偏向電極回路抵抗（各偏向電極毎） 0.05 MOhm
代表特性（A1級増幅）
陽極供給電圧（各ユニット毎） 150 V
偏向電極供給電圧（各ユニット毎） 25 V
第2グリッド供給電圧 175 V
陰極抵抗 8.5 mA
陽極(1)電流＋陽極(2)電流 8.5 mA
第2グリッド電流 2.1 mA
相互コンダクタンス（第1グリッドと
陽極(1)＋陽極(2)間） 5400 Micro Mho
相互コンダクタンス
（偏向電極(1)と陽極(1)間）注1 800 Micro Mho
相互コンダクタンス
（偏向電極(2)と陽極(2)間）注1 800 Micro Mho
スイッチング電圧 注2 11 V
動 作 例
平衡変調一他励振 注3
陽極電圧（各陽極毎） 150 V
偏向電極電圧（概略値一各電極毎） 25 V
第2グリッド電圧 175 V
陰極抵抗 1200 Ohm
第1グリッド高周波入力信号電圧(P-P) 1O V
偏向電極低周波入力信号電圧(P-P) 注4 2.8 V
陽極電流 1.5 mA
第2グリッド電流 0.75 mA
負荷抵抗（両陽極間一既略値） 5000 Ohm
両側波プッシュプル出力電圧(P-P) 4.O V
搬送波抑圧 60 dB
第3高調波歪 -47 dB
第4高調波歪 -45 dB
平衡混合一他励振 注3
陽極電圧（各陽極毎） 150 V
偏向電極電圧（概略値一各電極毎） 25 V
第2グリッド電圧 175 V
陰極抵抗 1200 Ohm
第1グリッド高周波入力信号電圧(P-P) 1O V
偏向電極単側波入力信号電圧(P-P) 注4 8.O V
陽極電流（各陽極毎） 1.5 mA
第2グリッド電流 0.75 mA
負荷抵抗（両陽極間-概略値） 10000 Ohm
単側波プッシュプル出力電圧(P-P) 40 V
発振除去 -40 dB
第3高調波歪 -40 dB
第4高調波歪 -39 dB
注1 偏向電極の電圧差で，陽極電流が等しい値よりずれた値で定義する．
注2 この値は全ヒーム電流の90%または10%を一方の陽極に偏向させた場合の
偏向電極電圧の絶対差を示す．
注3 自励動作でカソード抵抗300 Ohmの場合は他励動作の場合とほぼ同じ動作をする．
注4 どちらか一方の偏向電極，他はバイパスされる．
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