ノスタルジア追想の旅 旅行記

8月17日(土) ヴォルテーラからピサそしてトゥスカーニャへ.

朝,早く目がさめた.昨夜はぐっすり眠ったのか調子は元にもどっていた. 今日はイタリアを中部から南部へ大移動する日. まずは荷物を整理.土産ものがどんどん増えていく. チェックアウトをしていると,ジャンと清美さんがちょうど迎えにきてくれた. ホテルの主人に団扇と日本手ぬぐい,絵はがきをプレゼント.大変喜んでくれた. 車はピサへ向かった.途中,バルツエの崖を見たかったので細い道を走った. たどり着いたのは清美さんの友人マッシモが経営しているアグリツーリズモ. 車から降りてバルツエを撮影.家から顔を出していたマッシモの子供を撮影したら ゴムぞうりが飛んできた.彼はすごく恥ずかしがり屋なんだそうだ. あれこれ話をしたあと,車はアグリツーリズモからピサへ.. 途中,朝食を食べてからピサに近づくと都会の雰囲気と共に急に蒸し暑くなってきた. 海が近いからだろうか.日本の夏とソックリだ. 車を停めて,ピサの斜塔へ.. 世界的に有名な観光地だけあって,ここは多国籍地域.久しぶりに日本人観光客にであった. 移動目的で時間があまりなかったので洗礼堂だけに入った. 運がよければ,洗礼堂でのアカペラが聴けるというからだ. 予告もなく扉が閉まり,警備員が声をあげる. 反響音がすごく,1人で声を出しているように思えない. この時は来場者が多かったのか,2回も聴くチャンスがあり,かなり得した気分になった. 洗礼堂を出たあと,斜塔の前で撮影.彼女はスケッチをはじめた. スケッチ中,家族連れの観光客がジッと彼女を見つめている. 描き終わってから,話を聞くとスペインからきたそうだ. 彼女はフラメンコを踊っているので,話がはずんだ. お互い写真を撮り,絵はがきをプレゼントして別れた. とにかく蒸し暑く,バテてしまっては大変なので, 露天のフルーツ屋でスイカなどを買って食べた. そうしているうちに,電車の時間が迫ってきた. この後ピサ駅から電車に乗らなければならないのだ. 駅までジャンに送ってもらい,急いで列車に乗る. 始発駅なので車内で,清美さんとジャンにお別れ. 本当によくしてもらったので,別れ惜しい. 宿題がたくさんあるので,「また来ます」と再会の約束をして別れた. 13時40分発のディレット(準急)に乗って,一路タルクイニアへ.. ここからは頼る人もなく,また大変な旅になりそうな感じ. 電車はイタリア西海岸を南へと下った. 今まで内陸部ばかりだったので,風景が一変した感じだった. 途中海岸には海で遊ぶ人達がたくさん見えた. バテぎみだったので,冷房のある1等車をさがしたが,準急のために1等車はない. 生ぬるい風を受けて電車はどんどん南へ.. 16時30分頃タルクイニアに到着した. 駅に到着したものの,なんとも閑散とした駅前. ここからバスに乗り換えてトゥスカーニャに行くのだが, どうもそんな雰囲気じゃない.駅員に聞くとまずバスターミナルまで 市内循環バスで行き,そこから地方バスに乗り換えるとのこと. 駅前にバスターミナルがないなんて..初めての経験だった. 市内バスに乗り,バスターミナルへ.. トゥスカーニャ行きバスチケットを近くのバーで購入. 暑い夕日をあびながら,バスを待った. 17時30分発のバスに乗り,トゥスカーニャへ.. 途中は畑地帯.スイカをはじめとする果物が畑いっぱいに列んでいた. 1時間ほどで終点トゥスカーニャ. ここも城壁の街で,中への交通手段は歩くしかないようだ. 重い荷物を持って城壁の中へ.. スーツケースを持っての移動は坂がきついのと,石畳の道で限界にきた. 彼女がホテルまで先に行き,従業員を呼んできてくれた. やっとのおもいで,Al Gallo Hotelに到着. 落ち着いたホテルで,久しぶりにまともな夕食をした. 長く暑い1日であった.

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